熊のような強い相手と偶然出くわしたら、
死んだふりをしろという話があるが、
これは野生動物だけの話に終わらず
人間社会社会でもよくある話だと思う。
会社で実力派の役員が出席する会議では、
新しい施策をどんどん出していかなければ
いけないのに、力の強い役員から
マイナス評価されることを避けようとして、
だんまり作戦を続ける人が多い。
何かしてマイナス評価されるより、
何もしなければ現状維持という
「死んだふり」作戦みたいなものをやっている。
10年以上前の時代なら、何もしない人のほうが
経歴に汚点がないということで評価されて
偉くなっていったかもしれない。
とくに大企業や地域独占型企業には
多く見かけたタイプ。
でももうそういう時代は、
とっくに終わりが来ている。
死んだふりは、その字のごとく死んでいるのと同じ。
会社だと、いてもいなくても同じ人は不要な人
ということで削除されてしまう。
死んだふりの上手いのは、
僕のような中年組のおじさん。
20代の人は自分の意思を発言する人が多い。
おじさんたち、死んだふりしてたらいけないよ。
大企業病? 死んだふりする社員